クリニックブログ

2017.07.27更新

 こんにちは。市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の石丸です。

 

夏はサマーバーゲン、花火大会、BBQ、海、プール、お祭り…
イベントが盛りだくさんの季節がやってきましたネ~~♩
あたしは今から来月の夏休みが待ち遠しくてソワソワしています(*´▽`*)w


 夏休みでも美味しいご飯が食べたいですよね!今回は歯の神経を抜くというのはどういうことなのかをお話したいと思います。

 歯が痛くて歯医者さんに行ってわけのわからないまま「歯の神経を抜きましょう」と言われたことはありませんか??(T_T)

◎歯の神経を抜くってどういうこと?
 歯の中には神経の管、歯髄と呼ばれる歯の中にある神経や血管があります。ちなみに歯の中の神経には触覚や圧覚などの感覚をつかさどる神経はなく痛覚を感知する神経しか存在しません。だから、冷たいものや甘いものでも痛みとして感じてしまいます。

 
 その神経の周りは象牙質やエナメル質といった硬い組織で覆われています。しかし、虫歯でその硬い組織が溶けていき、歯髄にまでミュータンス菌(虫歯の菌)が感染してしまうと歯髄に炎症が生じ、感染した歯髄を除去する必要があります。『神経を抜く』ということは正しくは『感染した歯髄組織を除去し消毒する』ことを示します。
 
 感染した歯髄が一部であればその部分だけ除去し、感染していない歯髄も残す方法がとれますが、全部の歯髄に感染が認められたらすべての歯髄をとる必要があります。いわゆる根幹治療が必要になります。

 「しみる」や「食べた時に痛い」などの症状でも、まだ歯髄に感染していない場合は歯髄を残す保存療法を試みます。なぜなら、歯髄がある歯の方がない(神経がない)歯より長く抜かずに済む確率が増えるからです。


◎歯の神経を抜かなくてはならない症状
・なにもしなくてもズキズキといったような我慢しにくい痛みがあるとき(神経を抜かなくてはいけない可能性が高い)
・温かいもの、冷たいものを飲んでしみるとき(神経を抜かなくて済む場合があります)
・食べものを食べたときに噛んで痛みがあるとき(神経を抜かなくて済む場合があります)
・痛みに気付かなかったが、レントゲン上で確認して神経が死んでいるとき(神経が死んでいるときは歯の中がばい菌で埋め尽くされているため、根の治療が必要)
・歯が割れて、神経が出てきている(神経を抜かなくていけない可能性が高い) 

◎診断方法
 歯髄まで虫歯が進行している(C3と呼ばれる虫歯の段階)のは、目でみてもわからないので、レントゲンを撮影し虫歯の進行レベルを確認します。


 虫歯が歯髄まで進行しているのがわかったら神経をとる処置のはじまりです。


◎神経を抜くとどうなるの?
〇良い点
・虫歯の進行を抑えられる
・我慢し続けていた痛みがなくなる

〇悪い点
・虫歯の進行は抑えられるが、虫歯に抵抗する力は弱くなる
・歯の色がだんだんと黒ずんでくる
・歯が割れやすくなる、もろくなる
・痛みが感じにくくなるため、虫歯が進行しても気が付かない
・歯の根っこの中の治療なので通院回数が多くかかる
・費用もそれなりにかかる

◎まとめ
 歯の神経をとることは正直いつでもできますが、一度神経をとってしまうと戻すことはできません。歯の根っこの治療になると通院回数も増えるし、費用もかかります…。それを防ぐためには3ヶ月に一度のメンテナンスをされることをおすすめしています。
 杉澤デンタルクリニック行徳では、みなさまが快適にお食事ができるようお手伝いをしています。院長が歯の保存することに力をいれているため神経をとる治療が必要な患者さまにはご説明してから治療をしています。
 すこしでも不安なこと、気になることがございましたらお気軽にご相談ください!

杉澤デンタルクリニック行徳
千葉県市川市行徳駅前2-17-2 T.NKビル2F
047-317-4908

2017.07.25更新

Happy Birthday !! (^O^)

 

今日は菊地さんの誕生日!!

 

サプライズのために、お昼休みにみんなで待ち伏せ(笑)

 

菊地さんにとって、より良い一年でありますように...

 

菊地誕生日

2017.07.20更新

こんにちは!市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の杉澤です。毎日暑いですが、夏バテは大丈夫でしょうか。まだ、これからが本番と思うと、汗がでます。熱中症に気を付けなければいけませんね。

今回は歯周病の治療の歯周外科治療について書いていこうと思います。


歯周病の治療には段階があります。


歯周病の精密検査により強く歯周病が進行しているが認められる場合に、通常の初期治療における歯石を取るためのスケーリングやルートプレーニング(麻酔下での歯石取り)だけでは歯周病の進行を止めることが難しいことがあります。その時に行う治療として、歯周外科治療があります。

実際には、歯周ポケットが5mm以上ありかつ炎症が認められる場合に歯周外科治療を行うことが多いです。深いポケットや臼歯(歯根が複数ある)などの複雑な根の形態により、深い歯周ポケットの中に入り込んだ歯石や感染した組織を見ないで取り除くことが難しい場合、歯茎の一部に切開を入れて、歯根やその周りの歯槽骨を見えるようにして、歯周病の原因である感染物質を取り除く方法です。
 
また、感染物質を取り除くだけではなく、磨きやすくして再度汚れが溜まりにくい形態に歯根や歯槽骨の形を修正したり、失った歯周組織を再生させることを目的とした歯周組織再生療法を併用することもあります。


主な歯周外科治療の種類


〇歯肉切除術
 腫れた歯肉を切除することにより、歯周ポケットを浅くします。主に、歯周炎まで進行しておらず、薬物の副作用により歯肉に腫脹が生じ、磨きにくい環境を改善するために、主張した歯肉組織を切除します。

〇歯周ポケット掻爬術
 歯肉の内面(歯周ポケット内壁)を切開することなく、炎症組織を掻き出し、また歯根表面のプラークや歯石を除去します。外科的な侵襲が少なく、高齢者や全身疾患を有する方に用いることがあるが、直視下でプラークや歯石を見ることができないため、取り残すことがある。


〇新付着術
 歯肉の内面を切開し、歯肉を開かないで炎症組織を除去し、歯根表面のプラークや歯石を除去します。歯周ポケット掻爬術と同様に外科的侵襲は少ないが、直視下でのプラークや歯石の除去が難しい。

〇歯肉剥離掻爬術(フラップ手術)
 歯肉を一部切開し開き(歯肉を取るわけではない)、歯肉で覆われていた歯槽骨と歯根を明示し、プラークや歯石、感染したものを除去し、ポケットの減少や炎症の軽減を目的とします。キレイにした後は歯肉の縫合し、歯周組織の治癒を待ちます。

〇歯周組織再生療法
 フラップ手術などで歯の周りのプラークや歯石、感染組織などをきれいに除去した後、失った歯周組織の再生を目的とします。再生療法には色々な方法や材料が存在します。また、歯の周りの歯槽骨の吸収した形態により、歯周組織再生療法が適応できないことがあります。

歯周外科治療後

歯周外科治療後

◦1~2週間後の縫った糸をとるまでは歯ブラシを当てることもできません。

◦定期的なクリニックでのクリーニングで3~6か月歯の周りをきれいに保ちます。

◦3~6ヶ月後、歯周ポケットの深さや、炎症の有無など歯周精密検査を行い、歯周外科治療後の評価を行います。


まとめ
歯周外科治療は進行した歯周病による炎症の波及を食い止めるためには必要な治療です。しかし、より必要なことは歯周外科治療が必要なほど歯周病を進行させないことにあります。

杉澤デンタルクリニック行徳では進行した歯周病に対する歯周外科治療や歯周組織再生療法を行っております。しかし、歯周病による歯周組織の破壊を防ぐために、定期的な歯周病の検査やメンテナンスを行い、外科的な治療をなるべく少なくしたいと思っています。歯周病が気になる方はお気軽にご相談ください。

杉澤デンタルクリニック行徳
千葉県市川市行徳駅前2-17-2 T.NKビル2F
047-317-4908

2017.07.13更新

こんにちは!市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の菊地です。

 毎日暑くて、ジメジメした日が続きますね(´・ω・`)いかがお過ごしですか?


 さて、今回は歯の痛みの原因についてお話したいと思います。歯の痛みを我慢するのは辛いですよね。ご飯を食べるのも嫌になってしまうこともあると思います。歯の痛みにも種類かあります。


① 虫歯
 真っ先に思いつくと思います。甘いものがしみる、歯に穴が開いている、欠けている、黒くなっている等があります。詰め物の下で虫歯が進行していたり、歯と歯の間の虫歯はなかなか自分では分かりません。

 治療:麻酔をして虫歯の部分を取り除き、詰め物をします。


② 歯髄炎
 虫歯が進行したりして歯の中の神経が炎症を起こしている状態です。熱いものがしみる(痛い)、冷たいものは痛くない、ズキズキ強く痛むことがあります。


 治療:麻酔をして虫歯菌などに感染した部分を除去し、炎症を起こしている神経を取り除きます。根の中を消毒と洗浄を数回に分けて行いきれいになったら最終的なお薬を詰めます。そのあとに被せものをしていきます。


③ 根尖性歯周炎
 歯の根の管の中が感染して歯の根っこの先端に炎症を起こして膿をもった状態です。慢性炎症だと噛むと痛かったり、急性炎症だと激烈な痛みが伴います。


 治療:膿を抜くために根の中に膿の通り道を作り排出させます。膿が抜けきるまで消毒と洗浄を繰り返し行いきれいになったら最終的なお薬を詰めて被せものをしていきます。


④ 歯の破折
 歯が割れてしまうことです。必ずしも真二つに割れているわけではなくヒビが入った状態が多いです。ヒビもとても見えにくくレントゲンにも写ってこないことが多いため判断が難しいです。


 治療:歯の割れている程度にもよりますが歯全体が割れてしまっている場合は抜歯する可能性もあります。一部だけ割れている(欠けている)のであれば割れたところを除去して修復することもあります。


⑤ 歯茎の急性炎症による痛み
 歯周病における急性発作、親知らずの周りの歯茎の炎症などにおける痛みです。

 
 治療:炎症の原因となる歯石や歯垢を除去します。歯茎の下に大きく膿を持っている場合は麻酔をして切開をして膿を出すことがあります。抗菌薬で対応することもあります。


⑥ 噛み合わせの負担による痛み

 詰め物や被せものをした後など噛み合わせが高かったりすると痛みが出ることがあります。また強い歯ぎしりなど強い力が加わった時も噛んだ時に痛みが出る場合があります。


 治療:噛み合わせの調整をしたり歯ぎしりが原因の時はマウスピースを作ったりします。


⑦ 歯に物がはさまって起こる痛み
 歯と歯の間に物がぐっと詰まると歯の周りの組織がおされて痛みが出ることがあります。


 治療:はさまっているものを除去するのはもちろん、頻繁にはさまるなら詰め物や被せものの作り直しをしたりします。


⑧ 歯以外の原因の痛み
 歯に問題はないのに歯が痛く感じることがあります。鼻炎に伴う副鼻腔炎、物を噛むときに使う筋肉(咬筋)の痛みなどがあります。


 治療:副鼻腔炎の場合耳鼻科での診察を受けるのがよいですが一般的には抗菌薬を用いた治療が多いようです。咬筋の痛みはマウスピースを使って痛みを軽減させます。


 いかがでしたか?痛みにも様々な種類があります。杉澤デンタルクリニック行徳では痛みの原因を調べ患者様ひとりひとりに合った治療を行うように心掛けています。痛みがある場合は我慢せずにお気軽にご相談してください♪

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千葉県市川市行徳駅前2-17-2 T.NKビル2F
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2017.07.08更新

Happy Birthday !! ( ^ω^ )

 

今日は丹治さんの誕生日!!

 

丹治さんの大好きなチョコレートの誕生日ケーキでお祝い♪

 

より良い一年でありますように...

 

丹治誕生日

2017.07.06更新

8020

 

こんにちは!市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の渡邊です。

 今年もやや暑くなってきましたね!暑くなると食欲もでなくなってきますが、夏バテしないようにしっかり食べないといけませんね!いくつになってもしっかり食べるためには歯が大事です!今回は80歳になっても20本以上歯を残そうという8020運動について書いていきます!


☆8020(ハチマルニイマル)運動とは?
 1989年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している『80歳になっても20本以上自分の歯を保とう』という運動です。80(ハチマル)は男女を合わせた平均寿命のことで生涯を意味しています。20(ニイマル)は自分の歯で食べられるために必要な本数を意味しています。生涯にわたり自分の歯でものを噛むことの楽しみを味わえるようにと願いを込めてこの運動が始まりました。


☆8020運動の達成率
 厚生労働省は5年に一度歯の実態調査を実施しています。1989年の運動開始当初、8020運動の達成率は7%程度で80歳で歯が残っている平均は4.5本でした。2005年には、達成率21.1%に上がり80歳で20本残っている人の割合が2割を超えました。しかし、残りの8割は自分の歯が20本以下で不自由な生活を送っているのが現状です。

☆達成するためには?

①フロスや歯間ブラシの習慣をつけること(セルフケア)
 虫歯や歯周病のほとんどは歯と歯の間から始まります。歯ブラシだけでは歯の表面の汚れしか取れません。歯と歯の間の汚れを取るには、フロスや歯間ブラシが必要になります。歯と歯の間の汚れを取り除くことで虫歯や歯周病の予防につながります。

②虫歯や歯周病のリスクを知っておくこと
 虫歯や歯周病になりやすさは人それぞれ違いますが、なりやすい方は注意が必要です。また、病気や年齢によってもリスクは変化します。
ご自身のお口の中にどれくらいリスクが存在しているか理解し、ご自身に合った予防法を行うことが大切です。


③唾液を効果的に出すこと
 唾液には抗菌作用があり歯や歯肉を守る多くの成分が含まれています。噛みごたえのある食べ物をよく噛んだり、人と話したりすると口周りのトレーニングになり、多くの唾液が分泌されます。唾液が少ないと急に虫歯が増えたり、口臭が気になったり、歯周病になったりと様々な症状が出てきてしまいます。唾液は歯や歯肉にとって、とても重要なものなのです。

④定期的にメンテナンスをすること
 痛くなってから歯科に行くのではなく、定期的に行くことをオススメします。痛くなってから行くと歯を削る治療が必要となり、歯の寿命が短くなってしまいます。なので、定期的に歯科で虫歯や歯周病の状態をチェックし、早期発見・早期治療を目指しましょう。


☆達成すると・・・

【認知症のリスクが減る】
 唾液には老化を抑制させるホルモン(パロチン)が含まれています。噛む能力や効果が低くなると、認知症のリスクが高くなると言われています。物を噛むことで脳が刺激され、脳の運動や記憶・思考などが活性化されるという重要な働きをもっています。

【肥満防止、生活習慣病予防の効果がある】
 よく噛んで食べることで唾液中の酵素(アミラーゼ)の血糖値が高まり満腹感が得られるので、肥満防止や生活習慣病の予防にも役立つと言われています。


【生活の質が向上する】
 歯を失って入れ歯になってしまうと、入れ歯が合わなかったり硬いものが噛めなかったりなど様々な苦労があります。入れ歯になってから、歯の大切さに気付く方もたくさんいます。自分の歯で話し、食事をして笑うことができれば楽しい人生を送ることができます。


☆まとめ
 食べ物を噛めて美味しいものを美味しいと感じられる生活を送るためには、日頃から歯を残せるような努力が必要です。また、ご自身の歯を長く健康に残すためには、若い時からの予防が重要です。ご自身でのケアも大事ですが、定期的に歯科に通い取り切れない汚れを取ってもらうこともとても大事です。一本でも多く、少しでも長く自分の歯を残していけるように頑張りましょう!!
 杉澤デンタルクリニック行徳では、定期的なメンテナンスにより歯周病や虫歯を予防し、いつまでも美味しくお食事ができるようお手伝いいたします。

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