クリニックブログ

2018.09.28更新

こんにちは。杉澤デンタルクリニック行徳の石丸です。

だんだん夏の暑さとは一変して涼しくなってきました。夏から秋に変わると、日照時間が減って明るい時間が夏よりも減ります。秋の日照時間は「セロトニン」という精神を安定させる物質が一番活性化させる時期とされています。


セロトニンが活性化することで食欲が増すということから“食欲の秋”と言われるようになったそうです。
そんな最近はスーパーに行くと、秋刀魚・栗やマツタケが並んでいるのを見かけます。それらをみかけて秋を感じさせられる今日この頃です♪


そんな今回は、抜歯した(歯を失った)あとそのままにしておくとどうなるのかをお話したいと思います。


そもそも歯の役割って…?
✓味覚(=味わう場所)
歯がなければ味わうことはもちろん、歯ごたえも感じることができなくなります。
例えば、「このお肉やわらかくておいしい~♪」「いや、かたくてイマイチ…((+_+))」といったように噛みごたえも感じられるのは、歯は味わう機能をもっているからです。

✓食べ物を噛み砕く
食べ物は、お口の中に含んだらまず噛み砕きます。それから飲み込みます。
歯は人間、いや生き物として重要な機能をもっているのです。


✓元気の源!力をだす…!!
ボクシングなどでパンチをするとき、奥歯がなければ100%の力をだせないとされています。
奥歯があることで思いっきり噛みしめてパンチをすると力を込められると言われています。なので、力をだすために歯は大事な存在となります(^^)
※歯にかなりの負担がかかることになるので、マウスピースの着用は必要です。


✓滑舌(発音の手助け)
例えば、何らかの理由で前歯を抜くとします。
前歯が抜けたままでいると見た目も恥ずかしいと思います。ですが、友人とお話していると失ってしまった前歯から空気が抜けてしまい、うまく喋れない!なんてこともあるのです。
なので、歯は日常でなければならない重要な役割を果たしているのです。


歯を抜いたまま放置しておくとどうなるの…?
✓食事を楽しめなくなる
しっかりと噛みあうことができなくなると、食べ物の歯ごたえを感じにくくなるので味気のないお食事になり、十分にお食事を楽しむことができなくなります。


✓内臓に負担がかかってしまう
歯を失うと歯と歯は隣と押し合って支えあっているので、一本でもかけてしまうと歯並びや噛み合わせが崩れてしまいます。
そうするとしっかりと食べ物を噛み砕くことができなくなるので消化をしにくくなるのはもちろん、内臓への負担はかなり大きくなってしまいます。


✓力がうまく入らなくなる
奥歯を失ってしまい、そのままにしているとしっかりと噛みしめることができなくなります。大事なスポーツの試合などでうまく力をだせないことにもつながります…。


✓発音の低下
さきほど上記にも書きましたが、前歯が抜けたまま放置してしまうと空気が抜けてしまい発音力が低下してしまいます。


歯を失うことで起きる不具合4ケース(´・ω・`)
➀欠損歯(失っている歯)が多ければ多いほど歯を支えている骨も痩せてしまい、顔の歪みも感じてしまうことがある。
②歯が倒れたりすることによって全体の噛み合わせが悪くなる。
③失った歯の両隣の歯が隙間を埋めようとして傾いてきてしまう。
④噛み合う歯がなければ対合する歯(噛み合っていた相手の歯)が伸びてしまう。

まとめ
歯を失ってしまうことで噛み合わせのバランスなどが狂ってしまい顔の歪みを感じることにつながってしまう恐れや内臓疾患を引き起こしてしまう危険もあります。
そうならない為に毎日の歯ブラシはもちろん、歯ブラシでは限界があります。
ですので、とりきれない汚れを定期的に歯医者さんで歯のお掃除「クリーニング」をすることをオススメしています!
 
杉澤デンタルクリニック行徳では、患者さまのお悩みを聞くことを心がけています。すこしでも気になることや不安なことがありましたらお気軽にご連絡ください。

2018.09.21更新

こんにちは!杉澤デンタルクリニック行徳の菊地です。

今回は「スーパーフロス」についてお話していきたいと思います。


インターネットなどで“スーパーフロス”という言葉を目にしたことはありませんか?
スーパーフロスもデンタルフロスの種類の一つです。
とても磨けるフロスのこと?と思ったかもしれませんがそうではありません。

スーパーフロスは…
・ブリッジをしているので歯がつながっていて、普通のフロスが通らない
・インプラント治療をしている
・歯の矯正をしていて金具(ブラケット)を装着しているため普通のデンタルフロスが通らない
・歯と歯の間がきつくて普通のデンタルフロスがなかなか通らない
・歯間ブラシでは歯茎が痛い
という方に向いているデンタルフロスです。

インプラント治療をしている場合、人口の根っこが歯茎に埋め込まれているのですが、この人工歯の歯間は通常の歯間よりも広めです。また、ブリッジのポンティック(ダミー)のお掃除にも使えます。
※ポンティックとは、歯が無い部分に作られた人工歯の部分を言います。歯茎にピタッと接触しているものや、少し浮かせてあるものなどいろいろな形があります。


【スーパーフロスの見た目の特徴】
① 始めから40~50㎝にカットされている
通常の巻き型のデンタルフロスの場合は、自分が使いやすい長さに自分でカットして使います。しかしスーパーフロスは始めから使いやすい長さにカットしてあるのが特徴です。

② フロスの両端が硬く、細くなっている
歯の矯正を行っている場合、金具(ブラケット)がジャマをしてデンタルフロスを通しにくいのですが両端が硬く細くなっているスーパーフロスなら硬くの間をぬって簡単にフロスを歯間に通すことができます。


③ フワフワで太いスポンジフロスがついている
これがスーパーフロスの一番の特徴なのですが、フワフワとスポンジのようになっていて通常のデンタルフロスよりも太くできています。
太いとは言っても通常のデンタルフロスと同じようにフロスを両端から引っ張ると少しだけ細くはなります。


【ブリッジのスーパーフロスの使い方】
① スーパーフロスの硬い部分を1の隙間に入れます。
② スポンジがついているところまで引き入れる
③ スポンジがポンティックの下を通り抜けるように2の隙間に移動させる
④ 優しく引き抜く

 スーパーフロス

 

スーパーフロスはスポンジの部分をメインに使っていきます。

いかがでしたでしょうか?ブリッジのお掃除などスーパーフロスをご自身でやるのはなかなか難しいですが一度トライしてみるのもいいかもしれません(^^♪

 

2018.09.05更新

こんにちは。杉澤デンタルクリニック行徳の渡邊です。
今回は【みにくいアヒルの子の時期】についてお話したいと思います。


みにくいアヒルの子の時期(ugly duckling stage)とは?

6歳頃から上の前歯が乳歯から永久歯に生え変わりはじめます。
生え変わる時に少し外開きのハの字のように生えてきて前歯の真ん中に隙間ができます。
この時期を【みにくいアヒルの子時期】といいます。
しかし、これは一時的で犬歯(10歳前後に萌出)まで生えそろうと前歯の隙間は自然になくなります。


みにくいアヒルの子といわれる理由とは?

アンデルセンの童話が由来です。
アヒルの家族がいて、一羽だけが他の兄弟たちと容姿が違いみにくいといじめられてしまいます。しかし、成長するとその一羽は白鳥だったというお話です。
生え変わりはじめの隙間が空いた前歯は見た目が悪いが、成長とともに隙間がなくなり綺麗な見た目になるといったことからこの名前がついたと言われています。


治療が必要な場合も!?

一般的には犬歯まで生えそろえば自然と隙間はなくなるのですが、まれに自然に閉じないケースもあります。
原因としては、上唇小帯と呼ばれるスジが歯と歯の間に入り込んでしまっている場合や過剰歯といって余分な歯が埋まっている場合、生まれつき前歯の隣の歯が欠如している場合、顎の大きさと歯の大きさの不一致などといったことがあげられます。
このような場合、そのままにしていても改善はされないので治療が必要です。
治療法としては、上唇小帯の切除・過剰歯の抜歯・矯正治療などが考えられます。


まとめ

永久歯が生えてきたのに前歯に隙間があると不安になると思います。でも、異常なことではないので安心してください。
時間はかかりますが、お子様の成長とともに前歯の両隣の歯が生えると隙間が少なくなり、犬歯まで生えそろえば隙間がなくなり安定します。
しかし、犬歯が生え終わる10才過ぎても隙間に変化がなかったり生え変わりに遅さを感じた場合は一度、歯科医院に相談してみてください。