クリニックブログ

2017.03.11更新

知覚過敏


 こんにちは!市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の松井です。

 最近やっと、少し暖かくなってきましたね♪ でもまだ朝は寒くて、朝一のお水は冷たいですよね。特に朝に歯を磨いたあとのうがいが冷たくて歯がしみる~ とか、夏はアイスが食べたくなるけど、歯がしみて食べられない( ノД`)シクシク… とか、せっかく、おいしいものが食べたいのにしみるせいで食べたくないとか、しみて美味しさ半減… とか。

歯がしみる経験をされた方は結構多いと思います!

歯がしみる原因には大きく2つあります。

一つは虫歯です。虫歯で歯が溶けて、神経まで刺激が伝わりやすくなります。
二つ目は知覚過敏です。

今回は②の知覚過敏について書いていきます。
 
◎知覚過敏の原因

 歯の表面はエナメル質という身体の中で一番硬い素材に覆われています。その内側に象牙質があり、その内部に神経があります。象牙質には無数の穴がありその穴と神経は細い管でつながっています。

 歯の根っこの部分にはエナメル質がないので、歯周病や加齢により歯茎が下がると、象牙質がむき出しになり神経に刺激が伝わりしみてきます。また過度な歯磨きや、歯ぎしりや食いしばりで過度な力が歯にかかることによりエナメル質が擦り減ったり、削れることでも象牙質がむき出しになりしみてきます。他にも歯に亀裂があるなどの原因もあります。

◎知覚過敏の検査方法

≪レントゲン写真を撮る≫
レントゲン写真を撮影し、虫歯かどうか検査します。

≪視診≫
歯が削れてくぼんでないか、歯茎が下がってないか検査します。

≪歯周病の精密検査≫
 歯周病が進行中であると、さらに今後、歯茎が下がってしまい、さらに知覚過敏の症状がひどくなります。これ以上、歯周病で歯茎が下がらないように歯周病が進行していないか検査します。歯周病が進行している途中なら、歯周病の治療もしなければなりません。

◎知覚過敏の治療方法

≪象牙質がむき出しになってしみる場合≫
 歯に知覚過敏の薬を塗っていきます。この薬は象牙質の穴をふさいでくれるものです。知覚過敏用の歯磨き粉も合わせて使うと効果的です。

 それでもしみる場合や歯が擦り減っている場合は、歯の表面をプラスチックの材料で覆っていきます。

 強い症状が長く続いて、通常の生活に支障がある場合は、歯の神経を取っていく場合もあります。(ものすごく稀ですが・・・)

≪過度の歯磨きが原因の場合≫
 歯ブラシをやわらかくしたり、優しく磨いていただきます。でもそうすると何か磨けていない気がしますよね。しかし、実際は歯ブラシの持ち方だったり、磨く幅を気を付けて磨くことで、効率よく汚れが落ちて、かつ歯のすり減りを予防できます!ゴシゴシ磨くことで汚れが落ちている気がしますが、実は汚れが取り切れていなく、歯が擦り減ってしますこともあります。不安な方は、実際歯医者さんで自分の歯ブラシ+磨き方でどのぐらい汚れが落ちているのかチェックできます!

≪歯に力の負担がかかっている場合≫
 就寝中や無意識の時に歯ぎしりしていると、相当な力が歯にかかってしまい、歯がすり減ってしまいます。その時は、マウスピースをつけることで食いしばりや歯ぎしりによる歯への力の負担を軽減し、歯のすり減りや亀裂などを予防します。

◎まとめ
 うがいすると歯がしみたり、しみることで食事が楽しめないのは、つらいですよね!知覚過敏は原因や症状にあった治療法があります。また、知覚過敏だけではなく虫歯などでも歯がしみてくることがあります。しみる症状がある方は、早めにかかりつけの歯科医に相談してみて下さい!

 杉澤デンタルクリニック行徳では、しみる原因が虫歯なのか知覚過敏なのかをしっかり検査し、その原因に合った治療法を提案しております。お気軽にご相談ください!

杉澤デンタルクリニック行徳
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