クリニックブログ

2018.01.05更新

新年あけましておめでとうございます。市川市行徳にある杉澤デンタルクリニック行徳の松井です。


突然ですが、歯周ポケットという言葉を聞いたことがありますか?

テレビや歯医者さんで一度は聞いたことがある!という方が多いのではないでしょうか。

ですが「歯周ポケットってなに?」と疑問に感じている方もいらっしゃるかと思います。

今回は歯周ポケットとは何か書いていきます。


歯周ポケットとは

歯と歯茎の境目には通常2~3㎜の溝があります。歯周ポケットとは、この溝が4㎜以上の深さになってしまった状態のことです。歯と歯茎の境目に歯垢がたまってしまうと、歯周病菌が溝から奥へと潜り込み、歯茎を赤く腫れさせ出血も起こし炎症させます。歯茎は炎症なく健康な状態の時は、引き締まっていて歯にピッタリくっついていますが、歯茎が炎症あるとブヨブヨしていて歯と歯茎のすきまができてしまいポケットのように歯周病菌や汚れを溜め込みやすい形になってしまいます。


歯周ポケットの深さ


歯周ポケットは4㎜だと軽度の歯周病、5.6㎜だと中等度の歯周病、7㎜以上だと重度の歯周病です。歯周ポケットの溝が深ければ深いほど歯周病の菌は溜りやすく歯ブラシが届かなくなるので掃除が難しくなります。そのため、歯周ポケットが深ければ深いほど歯周病が進行しやすく、治療期間も長くなります。


歯周ポケットを見分ける方法

歯周ポケットがあるかどうか、深くなっているかは、自分で見ただけでは、わかりません。歯科医院で専用の器具を使ってはかることで、歯茎の状態を知れます。歯周ポケットに汚れが溜まり歯茎が炎症を起こすと歯磨きのとき出血したり、歯茎が腫れたり、口臭の原因にもなります。

深い歯周ポケットがある場合は歯にグラつきが出てきたりします。見た目だけでは分からないので少しでも症状がある場合歯医者でチェックしてみましょう!


歯周ポケットが出来ていたら・・・

歯周ポケットはそのままにしておいても良くなることはありません。むしろ歯周病菌や汚れが溜まったままになり、歯周病が進行してしまいます。歯周ポケット内の歯石や歯垢を歯科医院で取り、日々の歯ブラシで歯と歯茎の境目についてくる歯垢を取り続けることで歯茎の炎症を抑え、歯茎を引き締めることでポケットを浅くしていく必要があります。


歯周ポケットが浅くなったあとは・・・

歯周ポケットが深くならないように日々の歯ブラシや歯間ブラシで歯と歯茎の境目の歯垢を取り予防しましょう。また定期的な歯医者でのクリーニングで取り除けない歯垢を取り、浅くなったポッケトを維持していきましょう!


まとめ

歯周ポケットは、出来てしまうと歯周病菌や汚れを溜め込み、歯周病を悪化させてしまいます。歯周ポケットが深くなり歯周病が重度になると歯を失う原因になります。出来るだけ早い段階で気付き、治療し改善していくことが重要です。歯周ポケットは見た目だけではわかりません。歯磨きして出血する、口臭が気になる、
口の中がネバネバして気になる、歯と歯の隙間が大きくなってきたという方は一度歯医者で歯茎のチェックをしてみてください。

杉澤デンタルクリニック行徳では、1本の歯につき6か所はかる精密検査をし、お口の中の説明をしております。お気軽にご相談ください!

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