クリニックブログ

2018.03.16更新

こんにちは。市川市行徳にある杉澤デンタルクリニック行徳の松井です。

日本人の約8割がかかっていると言われている歯周病は感染するのでしょうか?


人は生まれた時には口の中には歯周病菌は存在しません。


ではなぜ、もともと歯周病菌は口の中に存在してないのに、歯周病菌が原因で歯周病にかかっている人が8割もいるのでしょうか?

それは歯周病菌が人から人へと感染するからです。


今回は『歯周病は感染する?』について書いていきます。

 

歯周病の感染経路

感染経路は唾液です。唾液を介して人から人へと感染していきますので、箸やスプーンなどの共用、キスなどのスキンシップで感染する可能性があります。
また、大人の口の中で噛み砕いてから子供に与える食べ物の口移しでも感染する可能性がありますので、小さいお子さんがいらっしゃる家庭では両親だけでなく兄弟や祖父母まで家族みんなで注意しましょう。

箸やスプーンの共用、キスなどのスキンシップ、食べ物の口移し

これらに共通するのは、家族や恋人など親しい関係ということです。

このため歯周病は家族間、パートナー間でうつるケースが多いです。

感染を予防するために、家族全員、パートナー同士、歯周病を予防しましょう。

 

歯周病の感染予防

≪歯周病かどうかチェックする≫

まずはご自身が歯周病かどうか歯科を受診し確認しましょう。

歯周病の場合は歯周病の菌が口の中に大量に繁殖した状態です。親しい人に唾液を介して感染させてしまう恐れがあります。
歯周病の治療をし、口の中の歯周病菌の数を減らしておきましょう。


≪毎日丁寧な歯磨きをする。≫

歯周病菌は歯垢のなかに潜んでいますので、歯垢をしっかり落とすことで、予防になります。歯の根元や歯と歯の間は歯ブラシがあたりにくく歯垢が残りやすいです。歯の根元まで丁寧に磨き、歯と歯の間は歯間ブラシやフロスも併用しましょう。
  
歯垢はおおよそ「8時間」で作られ歯に付着していきます。
毎日の歯磨きを丁寧に行うことで口の中の歯周病菌の少ない状態を維持しましょう。


≪定期検診をうける≫

歯周病はほとんど症状なく静かに進む病気です。
知らない間に歯周病にかかり気付いた時には重症化し、歯を失ってしまうこともあります。
定期検診を受け歯周病のチェックを受けるのと同時に専門的なクリーニングで普段自分ではとることのできない歯周病菌をとってもらいましょう。
また、歯周治療をした後は、油断すると再び歯周病が進行しやすいです。
定期的にメンテナンスすることで、歯周病の菌が少なく、歯周病が進行しにくい状態を維持しましょう。


≪免疫力をたかめる生活習慣≫

疲労やストレスを解消し、栄養バランスのとれた食事で免疫力を高めましょう。
免疫力が高まれば、歯周病菌に感染しにくくなります。

 

まとめ

歯周病菌は、唾液を介して人から人へと感染します。
箸やスプーンの共用、食べ物の口移しは避けましょう。

ただ、細菌感染に怯えスキンシップを控えるではなく、
感染しにくい環境をつくる。または感染したとしても歯周病が進行しにくい環境をつくることも大切です。
歯周病かどうか知りたい方、歯垢が落ちる歯磨きの仕方を知りたい方、定期検診、いい口腔環境を維持するための定期的なメンテナンスを受けたい方
お気軽に杉澤デンタルクリニック行徳にお問合せ下さい。お待ちしています!


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